PJBから初となるベース用ペダルPE-5が登場します。
PJBならではの独自性を持ったプロ仕様プリアンプで、その特徴はー
【高感度入力でピエゾPUにも対応】
PE-5はエレクトリックベース、アップライトベース両方の使用を想定。高い感度設定により、アップライト用のパッシブピエゾPUでも余裕で受け、十分に増幅することができます。
【5バンドEQ、DIアウト装備】
PJBの定評ある5バンドEQにより素早くサウンド・メイキングが可能。通常のアウトプットに加え、DIアウトも装備、グランドリフトやプリポストスイッチも備え、現場の状況に合わせた、柔軟な出力が選べます。
【リチウムバッテリー内蔵】
ユニークな特徴として、リチウムバッテリーを内蔵しており、DC電源もしくはUSB-C電源からの充電で、外部電源無しでも最大8時間まで駆動することができます。
サウンドはPJBのすっきりと見通しのよいサウンドそのもの。原音重視で、細かな補正から、ドンシャリの個性的な音作りまで、わかりやすく使えそうです。
本体右側にならぶ見慣れない端子やスイッチ。
左は内蔵バッテリー充電用のUSB-Cコネクタ。これは充電専用です。右のジャックの下にはピエゾ/マグネット入力切替スイッチ。マイクのタイプによって切替ます。
左側は出力関係。通常のフォンジャックに加え、DIアウトも備えます。
コントロール系は5バンドEQを中心としたわかりやすいシンプルな構成です。
特徴1のアップライト・エレクトリック対応については、フィル自身がアップライトとエレクトリック両方を弾くベーシストという事もあって搭載された機能です。アップライト用ピックアップといえば、ピエゾタイプが多く、インピーダンスの高さに加え出力も低く、プリアンプを使わないと使えないものが大半です。そういった事情をよく知るフィルならではのスペックですね。
特徴4のリチウムバッテリー搭載というのは、楽器用ペダルとしては珍しいのではないでしょうか。最初に聞いた時はこれは必要かな?と思いましたが、これはリチウムで駆動するのが目的というのではなく、むしろ通常は安定したDCで駆動するのが基本で、非常時に内蔵バッテリーでも駆動できるという仕様だと思われます。
プロの現場では何があるかわかりませんので、たとえばDC電源が急に切れたとしても、そのまま内蔵バッテリーがあれば音が切れずに鳴らせます。電池が無くなった時にパッシブバイパスになるペダルはありますが、それだと音がガラッと変わってしまう恐れがあります。しかしこのPE-5では、内蔵バッテリーで駆動するので、プリアンプで作った音をそのまま継続できるという訳です。意外に考えられたシステムではないでしょうか。
PE-5仕様
■入力インピーダンス:Piezo 4.7MΩ Mag 2MΩ ■コントロール: PZ(Piezo)MG(Magnet)切替SW, Gain, Level, EQ: LO-BASS(50Hz):±12dB, HI-BASS(160Hz):±15dB, MID(630kHz):±15dB, LO-TREBLE(2.5kHz):±15dB, HI-TREBLE(12kHz):±15dB, DI Pre/Post SW, Ground Lift SW, On/Off SW ■フット・スイッチ: Effect On/Off, Mute ■電源:DC9Vもしくは内蔵バッテリー ■バッテリー駆動時間: 連続使用で約8時間 (DCもしくはUSB-Cにより2時間でフル充電、 駆動時間残り残1時間でChargeLEDが点滅) ■サイズ: 120(W) x 95(D) x 37(H)mm(突起物含まず) ■重量: 450g
■商品名:PE-5
■発売予定:8月下旬
■希望小売価格:¥34,000(税込¥37,400)
<PJBジャパンPE-5商品ページ>
https://pjbjapan.com/product_pe5_top.html